悩みが多い女の人生に。スナックさいばら おんなのけものみち
漫画家の西原理恵子さんの本がめっちゃおすすめ。
特に、「スナックさいばらおんなのけものみち」は5冊全部買いました。
シリーズ全体で、
女性の一生でぶち当たる恋愛、結婚、出産、子育て、介護など、
大変だった話や、あちゃー!っていう恥ずかしい話。
読者の人から集まった話に、西原さんの経験を交えながら、
解説していくという流れの本。
たとえ私が西原さんと同い年になったとしても、
自分では絶対こんな経験できないだろうし、ここまで達観できないと思います。
読んでいて、こんなに大変な思いをすることもあるのか、
でもその先には、想像もできないようなこんな幸せも待ってたりするのか、とか
世の中の不条理や、自分ではどうしようもできないこと、
きれいごとではなく、実際に生きていくためにはどうすればいいのか、
ちょっと裏道的な本音のアドバイスが詰まっています。
本を読むことの効用は、先人が失敗や知恵を学ぶことで、
同じ失敗を回避できたり、知識として自分の財産になる、
ということがよく言われますが、この本はまさにそんな本。
シリーズ5冊の中で、私のおすすめフレーズをまとめておきます。
「世の中って、人が言うほど、いいものでも悪いものでもありませんね」
(七転び八起き篇より)
日本人はよく「そんなことしたら相手と同じレベルに落ちることになるしません」みたいに言うけど、(中略)そんなきれいごとばかり言ってるから、結果はただの泣き寝入りになっちゃう。
共倒れしないために必要なのは、きっちり捨てる覚悟なんだと思う。
(ガチ激闘篇)
いいところに自分が選んでもらうには何が必要か、若いうちは自分のできること、できないことをちゃんと見極めていくことも大事。
自由と責任は有料。働いて、稼いで、勝ちとっていくもの。
(男とかいらなくね?篇)
人って、何もない場所に何かあるんじゃないか、何かあるはずってしがみついてるうちに何年も経っちゃったりしますよね。でもダメなもんはダメ。
(生きてりゃいいじゃん、笑っとけ篇)
バックレ上等!
「ここじゃない」って思ったら、全力で逃げてください。
たつ鳥、あとはグシャグシャでもいいと思うんです。
(バックレ人生大炎上篇)