【読書感想】東京女子図鑑~綾の東京物語~
東京カレンダーWEBで連載されていた小説が1冊にまとめられたもので、
内容は、就職で秋田から上京してきた綾が、
ずっと憧れてた東京での出来事や移り住んだ街が描かれています。
街ごとのおすすめグルメも紹介されているので、
小説が苦手な人でもサクッと読める内容だと思います。
普段、小説は読まない私でもかなり引き込まれてガ―っと読んでしまいました。
そこで、共感ポイントと不満ポイントをまとめてみました。
【共感ポイント】
綾の目から見た地方の描写と東京の生活に憧れて上京してきた気持ち
私も就職で地方から上京してきたので、綾の気持ちに激しく共感。
地方の閉塞感だったり、自分の可能性が狭まってしまうのではないかという焦燥感。
実際はそんなことないんだとは思いますが、
当時の私は絶対東京で暮らすんだと強い気持ちがありました。
それから、小説の描写の中でよく出てくる、
東京で暮らしていく中での、ドキドキ感や高揚感。
一度体験すると、もう地元では生活できないなと思ってしまうほどの刺激。
東京に出てきた時は楽しくてしょうがなかったし、
今でも絶対この華やかな生活は手放したくないと思っています。
【不満ポイント】
不自然な日常のストーリー展開
女性ファッション誌の1カ月コーデとかの特集で掲載されてるような、
あんまりリアリティーのないストーリーで、そんなうまくいく?!とか、
いや、そこでそれはないだろー?!みたいなところが多くて、
でも、こんな生活うらやましいなーとか、
複雑な気持ちでかなり突っ込みながら読んでました。